2019/8/11       夏季休業のお知らせ 

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2019/4/18MADAM TOMMIを更新致しました。

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素晴らしき独立時計師たちの世界 第一回

すばらしき独立時計師たちの世界

第1回 時計の世界に目覚める

  三島社長に初めてお会いしたのは3年ほど前だったように記憶している。時計雑誌の編集に携わっているとはいえ、時計の構造はもとより、メーカー相互の関係など時計業界の仕組み、さらには時計業界が抱えている問題など、知らないことばかりのなかで時計雑誌はどうあるべきかなどと大それたことばかり考えていた頃のことだった。

 その年のバーゼルフェアも終わり、時計の話題も一段落といった感じで、時計雑誌の編集者としては次の話題を探さなければならなかったある土曜日の朝、ベッドに入ったままテレビのスイッチを入れると、バーゼルフェア会場が映し出されていた。何だろうとぼんやり見ていると、アントワーヌ・プレジウソやフィリップ・デュフォーが登場し、時計作りを始めた。『独立時計師たちの小宇宙』が放映さえていたのだ。

 番組が終わる頃には、時計の世界に対する考えが一変していた。

 もともと機械いじりが好きで、中学生の時にはエンジン飛行機を設計して飛ばし、サラリーマン時代には自動車整備の研修に半年通い3級整備士免許まで取得した。子供の時には買ってもらったゼンマイの目覚し時計をばらばらにしてしまったこともあった。腕時計は高校入学の祝いに父親が買ってくれたシチズンのセブンスターを10年以上も使っていた。それが壊れてからも機械式の腕時計にしか興味がなく、質流れ品を扱っているディスカウントショップで1万円か2万円の腕時計を買って使っていた。コピーライターの端くれのような仕事をしていた30代の終わり頃から40代初め頃には伊勢丹の通販事業部の仕事をしていたが、それがきっかけになり伊勢丹でブライトリングのダイバーズウオッチを購入したが、10万円ちょっとの価格だったにもかかわらず、ずいぶん高級な腕時計を買ったような気がしたことを覚えている。実はオールドナビタイマーが欲しかったのだが、手が届かなかったのだ。時計雑誌の編集を始めるようになったのも、そんなことがベースにあったからだが、機械、つまりムーヴメント自体にはそれほど関心はなく、機械式であるということと、かっこよさなどに惹かれていた。

 だが『独立時計師たちの小宇宙』は、腕時計を作る人々や、その世界へ目を向けさせてくれたのだ。正直なところ、それまでスイス製の機械式腕時計は高いというばかりで、その価値についてはわからなかった。番組を見ているうちに、「これだ!」という思いがどんどん強くなってきた。腕時計を作る世界を知れば、その価値もよくわかってくるということに気がついたというより、強い確信を持つようになったのだ。

 腕時計を作る時計師たちは、神業ともいえる技術を持った職人であるだけでなく、どんな腕時計を作るべきかを考える哲学者でもあるということを、『独立時計師たちの小宇宙』は教えてくれた。

 番組を見終わって、フィリップ・デュフォーが日本にくるという知らせがきていたことを思い出し、その後、押しかけるようにしてインタビューをさせてもらった。最初の質問は「時計作りに対する、デュフォー氏の考え方を改めて聞きたい」というものだったが、熱心に話をしてもらうなかで、腕時計は作品を紹介するだけでなく、どうしてその作品を作ったのかという考え、あるいは哲学も一緒に紹介すべきだという思いをいっそう強くしていった。

 そうした自分の思いを形にしようと、私はある計画を思いついた。それが三島社長との出会いにつながっていくのだが、それは次回に詳しく述べさせていただきたいと思う。